第27話

 全く…

 見苦しい事、この上無い……」


「……」


 所員の一人が、巧矢の髪を引っ掴み―床に引き倒した。


「大人しくせんか!?」


「クソッ喰らえ!?」


「黙れ!

 雲霧ッ!!」


 依然として抵抗を続ける、巧矢…


 所員達は全力で、彼を床に押さえ付け―


 ビリッ!

 ビリーッ!


 僅かに残っていた、彼のタンクトップの切端を、引きいだ。


「やだッ…

 やめろォーッ!?」


「煩い!?」


「嫌だッ!


 俺は…

 まだ、やりたい事がッ…!!」


「チャラチャラ、寝言垂れんな!?」


 ブチッ!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る