第22話

 相変わらず…鍵掛けやがるし(怒)」


「当たり前でしょ?

 出所直後の、蒸発未遂…忘れる訳、無いじゃない?」


「ち…(滅)」


「あら…?

 これ―」


 作業机の上に、図案化された六弁花の、カラフルな革細工が三輪縫い付けられた、小さな紅い肩掛鞄が……


「七菜のショルダーバッグだよ(焦)。

 間違っても、業者に卸すなよ?(汗)」


「フーン…もう、仕上げたの?


 で…

 靴も作る事にした、と…?」


「…~何だよ!?

 アタマにも雛菊デイジー着けてるし、折角だから、御揃おそろいにしてやろうと…(汗)」


「へー…?

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