夫は、律儀な忠犬…？

「あははっ…

　おとうさん、ちょっと…くすぐったいよぉ…？」

「もう少しだから…

　もういいよ？」

「はーい！

　…それで、おくつが、つくれるの？

　スゴーイ!?」

「ははは…」

「じゃ、わたし…ほいくえんにいく、よういするよ？

　きょうもおしごと、ガンバってね＊

　いってきまーす！」

「ああ、行っておいで！」

　佳一の作業工房から、出て行く七菜…入れ替わりに、伽那子が工房に入って来た。

「可愛いでしょ？七菜…

　確実に、アンタの子だし…

　ね？詐欺師」

「…～可愛くねーな、オマエは(憤懣)。

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