第6話

「でめ゙ッ!?

 大庭伽那子―」


「『南場』伽那子よ?

 この、詐欺師。


 もうアンタには、騙されないからね?


 私は、『妻』として…

 『仮出所』した『夫』を…

 刑期が終わる迄、監督する…『責任』があるの!」


「げっ…(焦)」何処迄、しつこい女なんだ!?


 佳一は、伽那子を睨んだが―


「アンタには、約束と誓いを、守って貰わなきゃ…


 『ボクがスベテ、ワルイんデス。

  伽那子サンのオットとして…

  七菜ななのチチオヤとして…

  カナラズ、コーセイして見せマス!』

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