第13話

 ルカの顔の左半分は、膿と蛆で爛れ…首から下の八割方は、酷い火傷のきずあとで覆われている……。


「…あんな仮面など、着けておられるから……


 金属には、人間の身体からだに取って、良くない物が含まれている…

 そう、再三申し上げているんだが…何しろ、頑な方でね……」


 「悪魔」と云われている男は、意外にも未だ二十代前半で…整った面相の青年だった……


「………」



「…っん…

 くっ―

 女ッ!?


 !?」


 パッと意識を取り戻した、ルカ―

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