第47話

 写真の彼は、確かに…「純哉」だった。


「おう!

 昔のオマエ……


 その頃の、オマエは…

 いつも斜に構えて、ガン飛ばしてる…チョイ、ヤなガキだったな~?(笑)

 でも、オマエ…アタマイイし、友達ダチは多かったよ?」


「……」


「…欲しいか?


 分けてやろうか…?」


「いいんですか…?」


親友マブダチだから、さ…


 オマエが記憶喪失だろーが何だろーが、俺にはカンケーねー…


 オマエが俺を忘れちまっても、俺の気持ちは変わんねー……」


「……!」


「それに…又、なってくれるだろ?

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