第43話

「まーた、んなコトゆー!(怒)」


 純哉と同じ年頃の、作業着姿の健…

 金髪に、ピアス―不良ヤンキーっぽいけれども、好青年だ。

 社長に確りと、現場報告をしている…


「…息子さんですか…?

 仲が良ろしくて―」


 健は、デスクの上に置かれていた名刺を見て―純哉に言った。


「あれ?


 ひょっとして…

 『海神』純哉?


 苗字違うケド…(汗)」


「はい…?


 今は『磯子』ですが、昔は確かに…」


「…???(滝汗)


 ちょいメガネ、外してみ?」


「はい…」


「やっぱ、あの純哉じゃん?

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