第15話
でも、過去にそんな愚かな真似を繰り返していたという、僕一人のせいで―有砂さんは、御両親から勘当され…珊瑚は、祖父母と触れ合う事が出来ないのです。
せめて、珊瑚だけは…有砂さんにお願いして、三人で出掛けました。
何とか、中へ入れて戴けたのに、僕と来たら…いきなり、玄関口で転んで、居間でも、お茶をテーブルに、こぼして…本当に、みっともない真似ばかり、してしまったのです。
なのに、お義父さんも、お義母さんも、ずっと、やさしくして下さって…僕は恥ずかしげもなく、何度も泣いてしまいました。
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