第8話
LCDに示される、ゲージ内の有色部が、左から右へと伸びて行く…
「純ちゃん…珈琲は、如何?」
「ありがとう、有砂さん…
丁度、一息入れようかな?と…」
差向かいで珈琲を飲む、有砂と純哉……。
重い障碍を負ったにも拘らず…純哉の智能は、高かった。
リハビリテーションの過程で、コンピューターを使っていた有砂が、
すると、彼は―その技法を、驚異的にマスターして仕舞った。
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