第26話

 マフラー…

 ありがとな……?」


 そして、清春は…優しく微笑って、小町に答えた……


「うん…


 うん…!?」


 頷く彼女に踵を返した彼は、手をヒラヒラとさせ―二度と振り向く事も無く、去って行った……。



「やっと来たか…

 ラヴコック*」


「フ…

 何だよ、ソレ…?(苦笑)

 ハハハッ…


 ラスト一本…

 終わらせてくれよ?」


「御前さん…


 この二年で、変わったぞ……?」


「………」


「終わっていいのか?


 何なら…

 もう一度、始めるか…?」


「…!?」

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