千客万来―想定外だった、清春の才智と才覚

第16話

 茸たっぷりのオリジナルソースが、「ふわとろ」のオムライスに、トッピングされる……


「こーゆーのを…

 客は、喜ぶんだよ?」


「…ほぉ~う…?」

「サスガー…!」

「美味しそー…*」


 清春が、赤石家の「人質」兼、食堂の見習コックにされてから、既に数ヶ月―


 全くの想定外に、彼の料理センスとスキルは、中々の物で…


 くちコミ客が、日に日に倍々で増えて行き…


 曾て無い売上を見込める迄に至っていた……。


「桜木くん!?

 尊敬するよ*」


「シショー…

 アンタ、『店主』だろ?(呆)」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る