第44話

 よくも、そんな事…考えられるわね……!?」


「あなたの為よ。


 漸く、あなた…御友達の事とか、吹っ切れたみたいで…元気になって来たじゃない?

 そろそろ…自分の将来を、前向きに考えて欲しいのよ……


 だからこそ、御見合の話を……」


「確かに、今の私は…未来あしただけを見据えて、生きようとしてる……


 でも、それは……

 私の隣に、ずっと…量大くんが、居てくれたから―」


「小雪!?


 お母さんが…気付いてないとでも、思ってるの?」


「!?」

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