第45話
それ程迄に、私を愛してくれる…やさしい夫です……
そんな彼が…
あんな
周に…
謝罪して下さい!!」
花音自らの、告白だった……。
「奏逸朗」は…「東」だった……
それだけは、真実……
花音は、着のみ着の儘で、「自宅」だったマンションを後にする…
そう―15の時と、同じ様に……。
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