第20話

 そう云って俯く妻に、奏逸朗は笑って見せた。


「僕の大好きな場所で、大好きな君と、一緒に過ごせるんだよ?


 楽しくない筈、無い……」


「…奏逸朗さん……」


「それに…

 可愛い奥さんの前で、イイカッコ出来る機会チャンスなんて、今しか無いと思うしね…?(苦笑)」


「ふ…ふふふ…?」

「ははは…」


「私も、これから…英会話位は、勉強したいな…?(照)」


「いいね…?

 応援する…!」


「!」


「どんな事でも、協力するから…


 花音さんが、やりたい事…

 どんどん、挑戦して?」


「奏逸朗さん…!」

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