第14話

 そのフィニッシュを、目の辺りにし―一同は、静まり返った。


「…美しい…!」


 一人が、感歎の声を発し―沈黙が破られた。


 一転、割れんばかりの拍手…喝采と、絶讚……


 どちらからともなく、瓊一と詩織は、互いを見遣った。

 この数奇なペアの中で、何かが目覚め始めていた……。



「今夜は、ボンデージを身に付けてのHです…」


「いいねェ…官能的だ?」

「矢張、若いコは…


 貪欲でいい……!」


「んっ…ん…」「んっ…」


 ギ…キ…

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