第15話

 しかも…親戚の籍に入って、名前迄変えて…

 過去を隠して、のうのうと…!?


 だから…やり返してやった迄さ?


 結果として…家族を失ったけどな……」


「…!」


「キサマは一生、サエナイ奴から、逃れられないのさ?


 ステキだろ?ブタ子」


 英智の冷酷な表情かおが、嘲笑で歪む…宇多子は、想いを溢れ出させて、言葉を振り絞った。


「…ごめんなさい…!


 あなたの言う通り…

 ずっと、親に隠れて…

 私は、罪から逃げて来た……


 でも…今は……

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