第12話 自己紹介①
「how many people will come here?(何人がここに来てくれると思う?)」
「hmm…I think about one million(う〜ん、1億人ぐらい?)」
「wow!! (すげ〜)」
あれ、来るとこ間違えた?
「お前ら、日本語喋れるだろ?ってか、日本語のほうがペラペラだろ。
あと、これを何回突っ込めばいいんだよ。」
「え、すべての新入生が来るまで。」
ほんとだ。日本語しゃべってる。
「新入生全員は合計で300人ぐらいいるんだぞ。日、暮れるわw
で、このやり取りも何回目すか?」
「え〜っと、3回目。まだ行ける。」
「てか、いま来た新入生たちも来往に困ってるぞ。」
「お、グッドマン、また来たみたいだぞ。」
ここで、英語を喋っていたもう1人がもう一方にしゃべりかける。
そしてドアが空いた途端、その2人はまた話し始める。
「Hello, How about you?(調子はどう?)」
「I’m fine. And you?(元気だよ。そっちは?)」
あれ、ドア閉まった?
「Wait,wait, (ちょ、待って待ってw)」
まぁ、その後もなんだかんだあって、
新入生で野球部の見学をしたい人は全員来たようだった。
新入生かな?っていう人は僕たち以外にも何人かいた。
と思ったら、また部室の扉が開いた。
「お、せ...監督。こんちゃーす。」
ずっとツッコミ役だった人が監督(先生)に挨拶する。
あれ、なんか監督の顔見たことあるぞ。
「お、
お、てか
うちのクラスからは4人も来てるのか。
やっぱり、僕らの担任の
ところで、貝島ってだれ?
「もしかして、川島はマネージャー希望か?」
「あ、はい、そうです。」
「お、いいね。やっぱ、大阪でTOP16に入る学校だからな。」
貝島、いや、貝島さんは女子だった。
まだ、高校入って数日だから、分からなくてもいいよね(^_-)-☆
「いったん、みんなで自己紹介するか。」
「そうですね。」
他の先輩も賛成した。
「じゃあ、まずは、最高学年の先輩からだな。」
「じゃあ、俺からいきます。
僕の名前は
春の甲子園予選では3番でレフトを守っていました。
好きなものはアイドルです。」
「次、俺言ってもいい?
僕の名前はダットン・カワカミです。いちおう、副部長をやってます。
春の甲子園予選では9番で先発ピッチャーでした。
好きなものは野球観戦です。」
「するほうじゃないんかい。」
即座に誰かがツッコむ。
さっき、英語を喋っていたもう1人はダットンというらしい。
だいたい察していたけど
「じゃあ、次、俺言ってもいい?
僕の名前は
春の甲子園予選では8番でキャッチャーをしてました。
好きなものはプロ野球観戦です。ちなみに好きなチーム阪神です。」
「うわ、かぶせてきた。」
次はダットンがツッコむ。
「んじゃ、ラスト、僕いきま〜す。
僕の名前は
春の甲子園予選では6番でサードを守っていました。
好きな食べ物は焼き肉です。」
「これで、新高3の自己紹介は全員終わりだな。」
名瀬先生が確認を取る。
「じゃあ、次は新高2の自己紹介だ。」
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