始まりは前触れもなく突然現れる

第1話

わたしは、いつも気付かず見逃していたわき道を見つけた。


なんだか妙に気になり、足を踏み入れてしまったのだ。


そう、これが全ての始まりだった。


ただでさえ迷い続けていたわたしの心を困惑、いや、混乱?


ううん、そんな生易しいものじゃない。


ありえないことが待ち受けていたのだ。


人生最大のピンチ!! こんなこと信じない!! ありえない!!


わたしはただの高校生。なんの力もない、ただの乙女です。


お願いだから、他をあたって下さい。


か弱き乙女に無茶を言わないで~ってそうよ!


わたしはか弱いのよ!


あんな奴らの面倒なんて、絶対見られないんだから!!

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