1st-period
恋愛不適合
第1話
“恋をすれば世界がキラキラ輝き始める”
小学生の時に読んでた少女漫画に書いてあったその言葉。
優しくてかっこいい漫画の中の男の子に憧れて、真っ直ぐに愛される主人公の女の子が羨ましくて。
私もいつかこんな恋をするんだと、なんの疑いもなく期待に胸を膨らませていた。
…それなのに、だ。
「あ、そういえば。俺、結婚することになったから。」
「……………、は?」
悪びれる様子もなく、こんな重大なことを「あ、今日ゴミ出し忘れちゃったー」程度のテンションで言ってくる目の前の男。
開いた口が塞がらないとは、まさにこういう状態のことだ。
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