第5話
「身長のことは言うなあ!
この喧嘩、買ったるわぁあ!!」
「…はいはい、あずちゃんそこまで。」
飛びかかろうとしたオレを羽交い絞めにして止めたのは、幼稚園からの親友 荻野朱里(オギノアカリ)だ。
「朱里、止めるな。
オレは、決めたんだ!今日、こいつを殺ってやるぅ!」
「はいはい。陽向君失礼しましたー。」
なんて、にっこり笑ってひょいと持ち上げられてしまった。
バタバタと動いてみても、ただただ宙をきるオレの脚。
くっそぉ!どいつもこいつも身長バカにしやがってぇ!
「は、な、せぇぇぇえ!」
教室全体に怒声を響かせたところで朱里がオレを離してくれることはなかった。
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