第3話

「なにを?…じゃねっつの!

お前、また女の子振っただろ!」



「………うん。…だから?

なに?ヤキモチ?


…大丈夫だよ?

俺、あずちゃん一筋だから。」




「……っくあぁああ!

それだよ!ばか!」




「え?」っじゃねー!

きょとん顔してんじゃねぇよ!




ふう…

ちょっと落ち着け。うん。



血の気多いぞ、オレ!




とりあえず、一回深呼吸をしてからゆっくりとまた話し出した。






「ふった子に理由聞かれて…

陽向くん…何て言ったのかな~?」




無理に作った笑顔にピキピキと顔の筋肉は反発する。



ふっふっふ…


今日という今日は許さねぇぞ?

絶対にギャフンと言わせてやる。




さあ!

言ってみろ、速水陽向!






「ん?


あずさが好きだから、付き合わないっていったけど?」






うがあぁああ!




当たり前のようにいってんなあ!

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