第7話

「愁と慶輔も同じ?」


「いや?俺のは…」



 加納慶輔さま


 土曜日午後2時半頃、もしかしたら結城恭平君が暴れるかもしれないのでブレーキ役のため来てもらえないと困ります。表向きはお茶会、ということで…




「え、暴れるの…?」


「…沙耶ちゃんいるから、大丈夫だと思いますけど…龍も来るんすよね。」


「えーっ、俺は、こんなだったよ?」




 高山愁さま


 土曜日午後2時半頃、〇〇で楽しいお茶会があるので絶対来てください♪



「…軽っ」


「これで来る愁も愁だよね…」


「っていうかそんなのだったら私達帰るから。ホントは朝から出掛けるはずだったし。ね、伸哉。」


「まぁ、俺達がいなくても楽しいんじゃないか?」


「神流に伸哉っ、俺らとの時間よりデート優先するって!?」


「余裕でするわよ。迷う余地もないわね。」



 神流先輩、キッパリバッサリ愁先輩の言葉を切り捨てました。



「じゃ、行こっか。沙耶~!私達行くから~☆」


「あっ、デートだったんですか?楽しんで来てください~♪」


「うん、ありがと♪じゃあまたね?」



 沙耶ちゃんに手を振り返し、二人は出ていってしまった。

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