☆第一章☆

*初登校*

第4話

「いいかさぁや、緑峰で嫌なことがあったら、絶対に言うんだぞ」

「うん」

「それから、バカな男にひっかからないように注意すること」

「はい」

「ほんっとに気をつけるんだぞ!しつこい男がいたら俺がぶっ飛ばしてやるから…」

「もぉ、キョウちゃんってば。」

「あ~~心配だ!やっぱり、送り迎えを…」

「ね、キョウちゃん、朝練遅れちゃうよ?私なら大丈夫だから」

「うっ…」

「新入部員いっぱい入るといいね♪」

「か、」

「か?」

「かわいいっ!!」


 ぎゅぅぅぅっ

 恭平は沙耶をこんな効果音が出そうなほど抱きしめた。30㎝ほど身長差がある沙耶は恭平の腕の中にすっぽりと収まってしまう。


「キョ、キョウちゃん///」

「さぁや、かわいすぎ。絶対そこら辺の男にねらわれる」

「そんなことないってば」

「はぁ、この笑顔がこれからまた学校で見れると思ったのに…あ、そういえばさぁやは緑峰でマネージャーやるのか?」

「あ、えっと……うん、できたらやりたいと思ってるんだけど」

「緑峰のマネージャーかぁ…あ、でもそしたら試合とかで会えるな」

「うん、そぉだねー」

「…よしっ、さぁや、マネージャーになれ!応援する♪」

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