UNDERTRUE

時雨。

*地上の研究所

ガスター「…ここは退屈かい?」

パピルス「うゆ」

ガスター「そうかい…大丈夫だよ、すぐに出してあげるからね。

サンズ、ちょっと一緒に遊んでてくれないか」

サンズ「ふぇ?ボクが?」

ガスター「私はちょっとやることがあるからね…」


ルベ・アレリンバという男が行った違法研究。

ソウルを使った実験。

この研究所が成り立っているのはニンゲンの騎士達のおかげだが、彼らはソウルを重んじている。

この研究結果がバレれば…当然私達ごと消される。



ルベのソウルと、誰かのソウル2つとを上手いこと組み合わせてかき混ぜ、2人のニンゲンを作り出す予定だったらしい。

ところがその「誰か」の骨となった遺体をそのまま近くに放置していたようなのだ。

その結果、2つのソウルそれぞれが遺体に入り込み、サンズとパピルスが生まれてしまった。

そこでルベを管理している私が二人を引き取って逃亡することになったのだ。

まあ、二人とも健康状態が安定していないから、暫くここと逃亡先とを行ったり来たりすることになるだろうけどね。

そうだね…逃亡先は…最近発見された地底にしよう。

地上にいると…嫌な予感しかしないしね…。

最近騎士達の動きが変だし…。


それはそうとして。

確かにルベのやったことは愚行であり、大変私に迷惑をかけたわけだが…。

それでも、この実験結果は…。


*じつに、じつにきょうみぶかい。



「さあ行こうか、二人共。

狭い場所から抜け出そうではないか。」

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