エロゲのかませ役に転生した俺、職務(あおるだけ)を全うする。

宵闇 六花

第1話 は?詰んだんだが

俺は前世ではまっていたゲームがある。R18の『ステラ・バトル』というゲームである。これは、俺が18歳になった瞬間にネット購入したものだ。ストーリーは主人公   

新城澪しんじょうみおがヒロイン達とゲートに入りゲートを閉じるためにバトルと恋愛をする、ギャルゲーと現代ファンタジーを足して2で割った感じのストーリー構成となっている。その中でも人気投票最下位のくせに強さランキングではTOP5に入るキャラがいる。それが桃輝礼央とうきれおだ。歴史ある桃輝家の三男で魔力量は歴代一位を誇る。そんな才能を持ちながらも愛人の子だったため。家族からは愛されずに幼少期を過ごしていた。そのせいか、性格がひねくれていて自分が一番じゃないと気が済まない。(トゥルーエンドによると心の底に愛してほしいといった感情がありその裏返しだったという記載がある。)なのでゲームでは入学試験で一位を取った澪につっかかりそれ以降かませ役として活躍していく。さっきも言ったけれども戦闘能力は高く、ストーリーに関係なく戦闘パーティーが基本自由に組めるため、礼央君は澪君と同等のステータスがあり、プレイヤーからは二つの意味で「最終兵器」と呼ばれていた。礼央君は多くの死亡フラグがあり、公式からは「イラストで力を入れたのは澪とヒロインズの絡みと礼央の死亡シーンですw。」と言われていた。うん?今なぜその話をするのかって?察しのいい読者は気づいていることだろう。そう、俺は桃輝礼央に転生したからだ。


 「つーかエロゲの登場人物なだけあって顔はほんといいよな、こいつ。」


礼央は王子様顔で銀髪碧眼といった俺的にひじょ~に不本意なことに目立つ顔をしている。


 「まぁ、転生するのは現代多いけどよ、なんで、入学試験一か月前に憑依転生するかな!普通こういうのは幼少期に転生して、行動を改めるとかだろうがよ!」


くっそ、神様もふざけやがって。詰みゲーセーブ渡すなよ、まじで今世ハードモードだな、俺。そう心の中で文句をいうくらいにはやさぐれていた。

十分後


 「もうやだ、原作よりも凶悪な礼央になって主人公の邪魔してやる。」


俺は半ば八つ当たりのようにそう決心した。


 「そのためには力が足りないけど、時間もないしな。いい修行場所はないかな」


俺は前世の知識を思い出していく中でとある修行場所を思い出した。


 「とりあえずに行くとするか。」


俺は、魔導書やら金貨やらをマジックバックに詰め、家を出る準備をした。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ここで『ステラ・バトル』の詳細について。


ストーリー

現代に現れたゲート。その登場に各国は驚き調査隊を派遣したが、帰ってこなく連絡機器で伝えられた最後の言葉は異界という言葉だった。出現から一か月後人類の中に異能を発言する人間が出てきた。各国は異能力者以外のゲートに関する記憶を封印した。それから302年後、異能力者の男女比は1:5になった。また、日本の異能力者は全体の000.3%になった。主人公・澪は異能力者専用の学園に通い、ヒロイン達と時にはゲートを閉じる戦い、時には恋愛をする物語。



あとがき

私の二作目です。読みにくいところや誤字があったらコメントで報告してくれると嬉しいです。


もし気に入っていただけたら、レビューや★、応援お願いします。



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る