「国語」が好きじゃいけませんか?
クライングフリーマン
文章書いちゃいけませんか?
小学校から、ずーーーーーと、思っていることが一つ。
「国語」が嫌いな人の心理。
まあ、「三つ子の魂百まで」なんて言うから、死ぬまで変わらないんだろうな。
何かアクシデントがあって、トラウマになっているのだろうか?
もう大分前にはなったが、義兄の「干渉」が増加傾向にあった。
父が、交通事故が元で介護生活に入り、母が高血圧で入院した時、まだ2人とも存命なのに、「もしもの時」があるから、通帳の残高を知りたがり、通帳や印鑑の場所を教えろとか言いだし、しまいには財産管理してやる、みたいなこと姉を通じて言い出した。
流石に黙っていられず、義兄に手紙を書いた。
義兄は、父が交通事故に遭った時、私が電車で移動して駆けつける前に「勝手に」「長男代理」をしていたのだ。
そして、我が物顔で干渉するようになった。私は陰で「義兄業務妨害」と言っていた。
それで、東京にいた私を説諭して帰郷させた義兄だからこそ、「そんなに財産欲しいなら、呼び寄せなかった方がよく無かったか」と手紙に書いたのだ。
そうしたら、あにに向かって手紙を書くとは何事か?と姉が怒ってきた。
怒ったということは、自分がやっていることが図星だったからだ。
義兄は、内容にも文章を書くことにもコンプレックスがあった。
「元の木阿弥」という言葉がある。義兄は、「本来の役目」に戻るべきだった。
まあ、これは「黒歴史」の一部。
私は、文章を読むことも書くことも得意だった。
国語の時間には、必ず先生が「朗読(精読)」の指名をしてくれた。
何文字かの「ます埋め作文」が小テストの中にあると、必ずそこから書き始めた。
楽しかった。
少しの期間だが、文通もした。
私は、母の文通相手に「代筆」もした。
時代は移り変わり、ケータイでもPCでもメールの文章を書いた。
プログラマになってからでも、プログラムは早く作れなくても手順書はすらすら書いた。
私には「黒歴史」が多いが、「白歴史」もあったのだ。
そして、今。事情あって、あまりしなくなったチャット。
毎日、Web小説サイトに投稿しているWeb小説。ネット(SNS)でも投稿している。
「国語」が好きだった少年は、高齢者になっても、胸を張って言う。
「国語」好きですけど、何か問題でも?
文章書いちゃいけませんか?
―完―
「国語」が好きじゃいけませんか? クライングフリーマン @dansan01
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
43年ぶりの電話/クライングフリーマン
★15 エッセイ・ノンフィクション 完結済 1話
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます