★1の持つ力

★1の持つ力

　書き手の方が渇望するもの、それは★です。★が増えれば、モチベーションも上がりますし、承認欲求も満たされます。

　逆に★が増えなければ、半ば打ち切りのような形で終わらせる場合もあるかと思います。たとえ、面白い作品でも。

　読み専の中にはブックマークをして、一気読みする方もいると思います。そして、読んでから評価しようと。

　これは私のからの提案ですが、「数話を読んで面白かったら、ブックマークのついでに★1をつけるのはどうか」というものです。

　先ほど述べたように、作者は★やブックマークを渇望しています。せっかく面白い作品を見つけてブックマークしたのに、評価をしなかったせいで打ち切りでは、作者も読者もお互いに損をするのではないでしょうか。

　では、なぜ★1なのか。数話を読んだだけでは、その続きが面白い保証はありません。もちろん、★3の方が作者としては嬉しいでしょう。★1にすることで、読み終わった後に★3にする余地があります。最初に★3にしたけれど、微妙だったから★1にするよりは、最初から★1の方が作者の精神衛生的には良いのではないでしょうか。少なくとも、私はそうです。

　作者の中には「★1は精神的にくる」と言う方もいるでしょう。これは人の感覚で差がありますが、★1はグッド！　です。決してつまらない、という評価ではありません。つまり、★0こそがつまらない、ということなのです。

　作者の方は★の評価がまったくの0より、★1でもあった方が嬉しくありませんか。個人的にはそうです。

　この前、全作品の中で★0の割合は？　という調査をしました。三分の一の作品が★0でした。つまり、これらの作品はつまらないのが理由でしょう。作者の方は「まったくつまらないから★0」よりも「少し面白かったから★1」という読者の評価を受け入れてはいかがでしょうか。

　まとめに入ります。

・読み専の方は数話読んで面白そうと思ったら★1でもつけてみる。

・作者の方は★1はグッド！　であり、つまらない、と言う意味ではないことを認識する。

　お互いの認識や行動を少し変えるだけで、名作が打ち切られる可能性は減るのではないでしょうか。今回はこの辺で。

追記

　最後に自作の宣伝でもしましょうか。

『三度目の人生は追放貴族。信長の知恵でスローライフを目指します』

https://kakuyomu.jp/works/16818093086081453656

努力型主人公×スキルなし×スローライフです。