檸檬

 あの日の悲しみさえ、

 あの日の苦しみさえ、

 全てを愛してたあなたと共に。

 夢ならばどれほど良かったでしょう。

 埃をかぶった思い出なんか、

 置き去りにしたいのだから。

 戻らない時間があることも

 誰にも言えない暗い過去も

 暗闇の中で見つけた輪郭は

 今でも鮮明に覚えているよ。

 今でもあなたはわたしの光。


 ◇ ◇ ◇


 米津玄師「Lemon」

 梶井基次郎「檸檬」







「永訣」


「march」

 この讚美歌は

 輝く星に捧げます。


 初めて貴方のアンセムを聴いた時

 ゾワッと寒気を感じました。

 その日はまだ肌寒く

 春の初めだったからかもしれませんが

 きっとそうではないでしょう。


 甘く柔らかく

 清流のように透き通った

 輝きを纏うその歌声。

 届かない月

 果てのない宇宙

 身近だけど遠くて近い

 そんな方々に聴かせたい。


 エルサレムでメシアがうまれた日

 上空では星が瞬きました。

 たとえ隕石が衝突しても

 メシア誕生による煌めきは

 ずっと語り継がれるでしょう。


 shining star is you

 you're the shining star, shining star

 you make me a dreamer, dreamer

 貴方がこぼした雫は雨となって

 街を輝かせるでしょう。


 大切な人と別れて未来へ帰る

 最後に残したメッセージ。

 あばよ、forever

 貴方はふざけたつもりでも

 私にはわかります。

 きっと苦しかったでしょう。

 きっと寂しいでしょう。


 私はこれから一歩踏み込み

 恐くてすくんでも

 重くても鈍くても

 描いた約束果たすため

 貴方のAnthemを聴くために

 もう一回

 もう一回

 貴方に逢いにゆきます。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

次の更新予定

毎日 05:00 予定は変更される可能性があります

ユーゲントライブラリ 紫田 夏来 @Natsuki_Shida

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ

同じコレクションの次の小説