第11話 「・・・はぁー?」

ぴよぴよ・・・ぴよぴよ・・・


「マロン様 あの人達 都に帰れるんでしょうか?」


「無理だろな 柵から出たら ぴよぴよに 食われるじゃろな」


エグイ・・・あの魔物の名前 ぴよぴよ にしたんだ


「どうしましょうかねー」


「まぁ眠らせて都に放り出してきてもよいしな」


あら?・・・始末しないんだ ふっ♪ふっ♪


・・・


「ん?待てよ・・・そうじゃ!あ奴ら4人いたな


小梅含めて6人で人生ゲーム出来るではないか!」


ゲームしたいんかい!


「そもそもあの人達に マロン様見えないじゃないですか!」


「そう そうじゃったのー」


マロン様・・・寂しそう・・・?


そうだよ わたしだって定年してからは 朝 目覚めるたびに


また起きてしまったと思っていた・・・


誰とも話さず 一日を終えることなど しょっちゅうだった・・・


認めたくはないけど わたしも寂しかったのかもしれない


一人に慣れすぎてしまって


マロン様はこの世界の創造主 地球だって何万年・何億年・何十億年


と時が立ってるって聞いた(本当の所は知らないけど)


一人三世界を見てきた そして私と暮らすようになり


私も楽しいし 神様も楽しそうだった


・・・うん!


ひとりで人生ゲームしても楽しくないもんね!


「マロン様!!わたし決めた!」


「何をじゃ」


「みんなで人生ゲームする!」



「・・・はぁー?」


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