第6話 恐るべし神法

何だかんだと 神様と暮らして半月がすぎた


その間 柵からは一歩も出ていない


神様からは攻撃神法を習った


「指先に火を灯してみるがよい」


ライターの火をイメージしてみた


「ポッ!」火が点いた 不思議と指先は熱くない


スキルは 火炎 レベルは Lv3 だった


イメージを大きくすると レベルも上がるそうだ


意気揚々と わたしがイメージしようとすると


「まて そなた今 とんでもない炎をイメージしたろ


ここは森じゃからな炎の神法は使うな」


「えー!じゃあ どうするの?」


「そうじゃのう 手でピストルの形を作ってみろ」


「柵の向こうの木に向かって BAN じゃ」


「 BAN!」・・・? 水 ?


「そなたの鉄砲のイメージは水鉄砲のようじゃの


まぁお子ちゃまみたいだが 威力は十分だな」


水鉄砲の先には 直径30cm位の穴が開いた木があり


その先 見えなくなるまで 穴の跡が続いていた



恐るべし神法



スキル 水てっぽー レベル Lv.999


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る