第4話 解せぬ!

ぴよぴよ ぴよぴよ 「うーん!朝だー!目覚めがいいね さすがの14才」


きのうまでは「目覚めから疲れてたしなー ふっ♪ふっ♪」


昨夜は マロン様から神球のあれこれを教えてもらった


ここ神球は四つの大陸から出来ていて 大陸にはそれぞれ一つの国があるそうだ


なので大陸名があるわけでなく 国の名前がそのまま大陸名と言う事だった


西のデリーゼ帝国 ・東のサテライト大国 ・北のドラード帝国 ・南のエントール大国


帝国だの大国だの 侵略国家のようだがそんなことはないらしい


大昔は 大陸にいくつかの国が 存在したらしいが それらが一つの国になって


随分と経つらしいのだ なぜ一つになったかと言うと 争いが絶えないのを見かねて


神様が各大陸に広大な森を作り そこに魔球と繋がる穴を掘ったらしい


魔球には魔物しかいないらしい


で 神球には人族として 人間 ドワーフ エルフの三種族がいるらしい・・・


ドワーフ エルフと言われても ピントこないのだが


ともかく 森からあふれ出る魔物の対応に一つになったそうな


で 四つの大陸が戦争をしないのは 大陸間は海で もちろん船はあるのだが


地球の様に発展してなく それどころか鉄砲も大砲もなく剣と槍しかないらしい


多少攻撃力の有る神法師もいるが 数には勝てないらしい


因みに各国の王様は人間だそうだ


「マロン様 わたしたちの居る国はエントール大国なんですよね


なぜエントール大国を選んだのですか?」


「不満か?」


「いえ 不満も何も 何も分からないですし」


「あたたかいからじゃ!」


寒がりか!


「それより魔物を狩ってこい」


やっぱり行くのか・・・まあ 死なないし・・・


「では マロン様 行ってまいります」


「おう!気おつけてな 柵の内側は結界があるから 危なくなったら帰ってこい」


危なくなるんかい!


「い.. いってきます」


〇●〇●


「はぁ はぁ はぁ はぁっ キエー!!! マロン様マロン様」


「どうした うるさいぞっ」


「み、みどり色した 小さな人間みたいな魔物が石を持って襲ってきたのですが


はぁ はぁ」


「ゴブリンだな 其方そなたはゴブリンも知らぬのか?」


ゴブリン? そんな生物 地球にいましたっけ?


「もう良い 今日はわしのチン!で 旨いナポリタンですまそう」


はい?チン!で 旨いナポリタン もう全部チン!で良いじゃないか!


「チン!のあとは魔物について勉強じゃな!」


「チン!で ここに引きこもり生活で良いんでないですか!?」


「わしは其方そなたを幸せにせんといかんからな」



せぬ!


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