4
第8話
顔見知りのバーテンダーが出してくれたカシスオレンジは甘ったるい
本来はハイボールとかが好きなんだけど、こんなとこで潰れてらんないし
そんなことを思っていたら
「カツン……カツン……」
VIPルームへと続くお洒落な螺旋階段から真っ赤なピンヒールを履いた派手な女が悠々と降りてきた
下にいる人間とは違うんだと嘲笑うように唇に弧を描きながら優越感を噛みしめているようだった
アレが今日の蓮の相手の子かぁ……
そんな呑気な事を考えていた
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます