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第6話

“CLUB CECIL”



南のトップ、蓮がよくいるこのクラブは今はもう顔パスで入れてしまう程だ




入り口に立っていたセキュリティの男に声を掛ける



「今日、蓮いる?女きてる?」




蓮は女が多いからもしかしたら今日はいるかもしれない





「あー…。ナギさんすみません少々お待ち頂けますか?」




この反応はまたどこかの女の子が来てるね




あたしはこの街でナギと呼ばれている







本名は、汐凪(セナ)というのだが、


そんなあたしは身辺を徹底的に隠していて汐凪の一文字をとりナギということだ





「女きてるなら今日は蓮はいいや」



「ですが……」



「あたしがココに来てること蓮に言わないでね?」



ワザとらしく笑ってみせるとセキュリティは照れたように

でも困りながら



「それは出来ないっすよ。言わないと俺あとで蓮さんに締められちゃいます」





「でも、言われちゃうと蓮の今日のお相手に恨まれちゃうもの。さすがに嫉妬で刺されたくないの」



冗談混じりに言ったが有り得ることだよね





「ナギさん恨むような女いねえっすよ!とりあえず中入っててください!」



押されるようにクラブの中に入れられた

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