第17話
「なあ!その子怯えてるで!」
錦くん?が少し声を荒らげた。
「ああ...ごめんなお嬢ちゃん。でも俺は君を怯えさせるつもりは更々ねえんだ」
ワイルドな男の人は、関西に似合わない流暢な標準語でそう話した。
この人、関東の人間...?
ますます身体が強ばるのを感じた。
「ほんま堪忍やで」
錦くんは不良らしからぬ可愛らしい笑顔を向けてくれた。
ガラッ
松の絵柄が書かれた襖が開く音がした。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます