青花牡丹

１

あたしのお母さんは、京都の祇園で芸者だったの。

でも、そこで出会った人との間にあたしが出来ちゃって辞めちゃったんだよ。

その人とはあたしが生まれた直後に別れて、新しい男が出来たの。

そこからがあたしにとって終わりの始まり。

お母さんもあたしとそいつを残して消えちゃって、そこからは地獄。

あたしの心にも、身体にも一生消えない傷が出来た。

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい