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第6話
拾われた恩も忘れて、外の世界が見てみたくなった。
自由なんてのはいまだによく分からないけど、たださっきまでいた自分の世界が怖くなった。
あの人、も怖いの。
繊細な作り物みたいな顔をした、美しく恐ろしい鷲。
夜も、何もかも怖いの。
息が止まりそうで。
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