第42話

あたしはそんなにお酒が強い方ではない。


だから、案の定そんなに飲んだら酔うわけで。



「なぁにぃ?あたしがなんでいっつも振り回されるのよ」


「絡み酒だあ…」


優愛が爆笑してるのが分かる。



「愛波もう飲むの辞めろよ。今日は俺と帰ろ?」


聖也があたしのグラスを掴んだ。





「…いーよ。今日は聖也の相手してあげる」


「えー愛波、いいのー?」


優愛が心配そうに聞いてきた。




「え!?マジ?泣きそうなんだけど俺」


うっさいなーこの男。

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