第38話
「本日は楽しいご宴席をありがとうございました」
リーダーが挨拶をして今日の宴会は幕を閉じた。
あれから、あたしと弘毅は何事もなかったかのように皆の元に戻って
弘毅が先輩に呼ばれたのでなんとなく別の所へ座った。
連絡先は交換したけど、
帰り際もタイミングもなくて何も声掛けてこなくて
会が終わってパウダールームで携帯を確認したけどメッセージなんて入ってなかった。
おまけに弘毅は相当酔っ払って、他のコンパのお姉さんにもたれかかってた。
あたし、キャバクラで働いてるくせに我ながら馬鹿だなーー。
キスだけだったけどあんなにも舞い上がって、身体目当ての奴に浮かれて。
ま、好みの顔面の奴と触れ合えたってだけで良かったと思おう。
あーーー、にしてもなんか腹立ってきたっ!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます