第47話

「一応、あの怖い不良が相良烈サガラレツとマンバンなのが関口隼司セキグチシュンジね」



と、口数の少ない2人に代わってご丁寧に洋平くんが説明してくれた










「てか女がこんな場所に溜まってんのあぶねーよ」


マンバンこと隼司が優しい気遣いを見せてくる



意外とこの人は冷たそうな見た目に反して兄貴肌なのか?







「でもうちら中学の時から来てたんでなんだかんだ何とかなってたんですよね」



リナがそう答えた




「そうなのか?俺らもしばらく来てなかったから、どんなのが出入りしてるか全然知らなかったな」





「一応このあたりも俺らのシマだから治安は守らないとだよね~」








そうか

この人たちは曲がりなりにも暴走族だった

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