第46話

マンバンの人は何かを考えているようで顎に手を当てて烈を見ていた







「てかマリアちゃんのお友達なのにみんな話すのはじめましてだよね?

俺、兵頭洋平ヒョウドウヨウヘイって言います!よろしくね~」





その挨拶の機に千夏たちも自己紹介をし始めた












「…お前は名前なんてゆーの?」



順番的に最後になってしまったあたしが黙ってその様子を伺っていると不意に横からあの低い声が横切った











突然の事で弾かれたようにそちらに視線を向けるとあの鋭い瞳がまたあたしを捉えていた




「加藤…琉欐ルリです。さっきは助けてくれてありがとうございました」






「ルリ…」



烈が小さくあたしの名前を呟いた

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