第43話
どれくらい長い間、彼の鋭い視線に捉われていたのだろう
もしかしたらほんの一瞬だったのかもしれない
でも、呼吸の仕方を忘れさせるくらい惹き込まれる烈の醸し出す雰囲気は周りをただ静寂に包み込んでいた
あたしの思考回路もそのオーラに圧倒されて、完全に停止していた
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