裏切り、最初のキス、最後のキス

青天

エピローグ、プロローグ

「わたしが接吻するのがその人だ、それを捕まえよ。」 

 私は教会の人々にそう伝えた、あの人は私と一緒にならないとならない、私自身そう思うし、正しいと天使が私に告げるのだ。

「先生、こんばんは。」

 そして、先生の口を奪う、

「友よ、しようとするとこをするとよい。」

  そして、先生は拘束される、剣と剣だが、先生はそれを御す、そして先生は裁判にかけられる。

        《Via Dolorosa 》

これは、先生にとっての苦難なのだろうか、私にとっての苦難なのだろうか

           Γολγοθα

   なぜだろう、望むところを行ったのに、なぜ苦しむのだろう、聖地の外に髑髏が一つ増えただけなのに、

      違う、先生は私のものになったのだ、12番から1番に


「人間というものは、いかにおろかなのだろうか」

   あの天使と似ているが、雰囲気が違う

「あなたは誰ですか?」

「わたしはサタン、愚かな人間を神に代わり裁く王だ、実に愉快だよ、君は、この先生を無意味に殺したことで得た土地で死ぬがよい」

 そして、私は堕ちた、内臓が飛び出る、そうか、私は間違えたのか

「最後に一つ、神が彼を守るのは、邪魔させてもらったよ、しかし、一つ面倒な点があるな」

  先生の最後がフラッシュバックする。

「あなたは今日私と一緒に楽園にいる」

「τετέλεσται 」

「父よ、私の霊を御手に委ねます」


     そして、目の前に先生が現れる

「友よ、君と罪も赦そう」

  そう言って先生は、私に接吻をした

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

裏切り、最初のキス、最後のキス 青天 @aotenjo

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

参加中のコンテスト・自主企画