お茶会での大惨事

第6話

セレイアは思った。


(好きって言ったら嫌いが出るのだから、嫌いと言えば良いのでは無いかしら?)


お互いの相性を見るため、定期的にお茶会をする。


「セレイア、酔って皆の前で証をつけてすまなかった」

アレクサンドリアは謝った。


(ああ~ちがうのです。私はその事なんてこれっぽっちも気にしていません! そんなことより私は――)


「嫌いです」


嫌いと言ったら、そのまま言葉が出てきた。


「えっ?」


アレクサンドリアは衝撃を受けた。


「ち、ちがうのです」

セレイアはうろたえた。涙眼になる。


「セレイア、そんなに人前で証を付けたことが嫌だったのか?」

「ええと……」

「私が一生懸けて償うから許してくれ」

席から立ちあがりセレイアを抱き寄せようとする。


セレイアは手で制止をかける。


(何で、何で。ここは仲良くぎゅっとしたいのに)


アレクサンドリアは大人しく引き下がった。

お茶会は全然上手く行かなかった。




×××

アレクサンドリアは思い悩んでいた。


「番でも嫌われるのだろうか?」

「嫌われていたらもうそれは番とは考えにくいですよね」

「そうなのか……」

「まぁ、番でも性格の不一致はあるらしいですよ。珍しいケースですけど」


セレイアとのお茶で、嫌いと言われてしまった。

番とは細胞レベルで好きな相手だ。

正直、番に言われる「嫌い」は精神的にくる。


アレクサンドリアの自尊心はポキッと折れていた。

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