橋の上
私は夜、日課のランニングをしていました。
大体20:00頃のことですかね。
いつものように川沿いを走っていました。
片道2.5kmの場所で折り返し、再び家の方向へ走り出しました。その場所には信号があり、ちょうど赤信号に当たりました。
私は息を整えていると、その場所には橋がありまして、夜ですよ。それこそ人なんてそれほど多くなく、走っている最中にも犬を連れた男性くらいしかすれ違いませんでした。
そんな橋の中腹あたりに手すりに乗り出す形で女性がいました。暗いのでよくわかりませんでしたが、赤黒いワンピースを着ていたと思います。
私は二度見をし、まあそんなこともあるのかと思い走り出そうとしました。
再び、
私はその場所を確認しました。
そこには手すりに左脚をかけた女性がいました。
ハッとなり私は急いで青信号になったのを確認し、その場から立ち去りました。
あれは一体何だったのでしょうか。
その場で息を引き取った女性なのでしょうか。
それとも
生きている人間が
覚悟を決めた瞬間だったのでしょうか。
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