兵隊さん
私が小学生の頃、いつものように帰宅しようと通学路を歩いていました。
夕方ですから西日が眩しく、目を細めながら歩いていました。体操着袋を持ちながら歩いているのでそれを振り回しながら帰っていると、がちゃんがちゃんという音が聞こえてきました。
不思議な音でした。金属が擦れる音というのですかね、その音の正体がわかりました。
前から歩いてくる人です。
その人は茶色の軍服を着ていました。確か、鍔のついた帽子も被っていました。
言い方がよろしくないのですが、その人は全身が汚れていました。血のようなものもついていましたかね。
その人は小銭のようなものをじゃらじゃら片手で動かしながら歩いていました。
なんだろうと思い、後ろを振り返りました。
するとどうでしょうその人はもうそこには。
その方は人間だったのでしょうか?
それともおばけというものなのでしょうか?
それにしても陽気な雰囲気でしたので、
どちらにしてもと思います。
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