あれは何
これは筆者の体験談である。幼少の頃の記憶なので曖昧な部分もあるが、確かに今も覚えている。
家族や祖父母、従兄弟の家族と一緒に近くのファミレスへ行ったときのことだ。
おそらく4歳か5歳の頃の記憶である。
私は当時好き嫌いが多く、その日も嫌いな食べ物があるたび嫌だと、あれもこれも残し、両親に叱られていたと思う。泣きながら私は父親か母親におぶられ、車に向かっている。
その時だ。そのファミレスの隣にはちょっとした畑があり、その後ろには道路もある。
その道路をふと見たのだ。何故見たかと言うと、夜にも関わらずものすごく光っているのだ。
興味本位でその場所を眺めていると、大勢の人が列をなして歩いているのを見た。
先頭の方では提灯のようなものを持ち、白か黒か曖昧だが喪服のようなものを着た大勢の人だ。私は見てはいけないものと判断し、誰にも言わなかった。
おそらく、自分以外の人間が目撃していたら誰かしらが反応するはずだ。
あれは未だにどういうことだかわからない。
何か縁起のいいことなのか、それとも。
補足、この出来事を機に
筆者は好き嫌いがなくなったのである。
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