幻
勝利だギューちゃん
第1話
病院のベットの上にいる。
気が付いたらここにいた。
看取るものは誰もういない。
誰が知らせてくれたのか?
「残念ですが、死んでもらうことになったよ」
「そうか・・・」
お迎えに来た、誘い主にそう言われる。
「もっと、年寄りが来るとおもっていたがな」
かなり若い女の子だな。
「これでも、あなたよりは年上よ」
その言葉に納得する。
「で、思い残すことはない?出来る限りの事はするよ」
「そうか・・・それなら・・・」
最後の願いを告げる。
「わかったわ。その願い叶えてあげる」
「いいのか?」
「うん。もちろん」
その笑顔がかわいい。
「じゃあ、眼を閉じて・・・」
眼を閉じた。
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