水愛先輩のでっかいおっぱいにダイブ

 美術準備室では俺と水愛さんが向かいあって座っていた。どうやって言い訳しようか考えていると水愛さんは意外な話をしだした。


「丸山君、脱いだらいい体してるのね、ちょっといいかしら」


 水愛先輩が胸筋を触ってくる。別にいいのだが、もっと叩くように触ってほしい。固さが分からないではないか。姉妹そろってくすぐったいんだが。


「俺は何にも、してないぞ無実だ!」


「そんなわけないでしょ、脱いだのは問題ないわ。丸山君、脱いだ後お姉ちゃんの嫌がることしたでしょ」


 なんでわかるんだ。


 と言うか脱いだのは別にいいのか。

 俺はどこでも脱ぐまずい人だと思われているのかもしれない。確かにいやがることを言ってしまっている。


「正直に白状します。俺はおっぱいを見ていい体してるね。って心愛先輩に言いました」


「それよ、半裸の男の子が興奮して迫ってきて怖くないわけないでしょ」

「全くその通りです。申し開きの必要もありません」


「まあ、次から気を付ける事ね。お姉ちゃんの悪い癖だわ」


「ちなみに私は?胸は小さいけど」

「水愛先輩はかわいらしいんじゃないですか」


「お姉ちゃんと私を比べるのが間違っていたようね」


 どうやら許されたようなので部屋から出た。

 そこでは紫乃と心愛先輩が話していた。普通に笑顔で話していた。どうやら全然気にしていないらしい。




 紫乃が話かけてきた。


「あんた、心愛先輩の前でもぬいでるじゃない。ダメよ、そんなに簡単に脱いじゃ。別に私の家ならいいわ。ここは学校よ」


「俺も、うかつだっかもしれない、ここで脱ぐのは間違ってる気がしないことはない」

「反省しなさいね」


「私が脱がしたのが悪いからね。何にも金彦君は悪くないから」


「そうね、でも、いや分かったわ。心愛は間違ってないわ。いつまでそんな恰好でいる訳」

「ごめんね、そんな恰好のままにさせて、服着替えてね。はいこれ」


 心愛先輩、いやもう心愛でいいか。に服と靴下を渡されたので着替えることにした。


 他の部員も美術部に来ていたのでこの場で着替えることは諦めた。他の部員の視線がいたい。一体どういう目で見られているのか。





 俺の恰好だけ見ると突然部活の前で半裸になっているうやつになっているのか。何はともあれ、準備室で着替えることにした」



「別に心愛も紫乃もいいが俺の印象どうなってるのか」



 準備室に戻るとそこには地雷服に着替えかけていた水愛がいた。


 スカートは着替えていたが、ブラジャーが丸出しである。なんだか自分の胸に自信がない雰囲気だったが完全に巨乳であった。

 どこにそんなおっぱいを隠していたのか。




 ドアを開けた段階で気づいていたのだろう。こちら側を見た瞬間から動きが止まっていた。何もしないで見ていると走ってきた。おっぱいは揺れに揺れている。


「今度は私を覗こうとしてるのね、今すぐドアを閉めなさい」


 水愛はそこらへんにあった、使っていなそうな筆を俺に投げてきた。


 さすがに覗く意図はなかったが、いいものを見れた。いや、ひどい行いである。一発やろうとしているのかドアを閉じようとしているのか。


 俺は教室に入ってドアを閉めようとする、すると、さっき投げた筆でバランスを崩して俺にむかって倒れこんできた。




「あぶないっ」


 とっさに抱え込もうと一歩前に出たがここにも筆があり俺も前側にバランスを崩した。体重的に水愛を押し倒してしまった。




 とっさに左手を突いて衝撃はどうにかなったが俺の頭は水愛にめり込んだ。やらかかった。


「大丈夫、ですか先輩」

「いたた、大丈夫よ」


 とっさのことであったがおっぱいに顔面をうずめてしまった。この現実に気づいた先輩はとっさに胸を隠し、大きすぎて隠しきれてはいないが。俺の頭を持ち上げて思いっきりビンタを一発かましてきた。パンっ。



「金彦、あんた水愛まで襲おうとしてたわけ。どうせなら、私にしなさい。」


「結構ひりひりするよ」


「丸山君、私の妹を襲うのなら容赦はしないが」


 絶対絶命の大ピンチである。なんだか全員を怒らせてしまった。ドアを開けて中を覗いている。はた目から見たら完全に押し倒してしまっていた。


 そういえば昨日も地雷服に着替えていた。ここで着替えていたのか。俺が差し出せるものなんて何もないんだが。



「すみません、水愛先輩。

「許してやってくれ、水愛。私が丸山君を部屋に丸山君を送ってしまったんだ」


「お姉ちゃんが言うなら、しょうがない、今回だけだよ」

「ああ、次から中に人がいるか確認するから、悪かった。」


 もうどこで着替えても一緒である。美術部員が俺を見る目が痛い。そそくさとワイシャツも着替えた。




 少しして水愛先輩も出てきた。

 他の部員はもう飽きてしまったのか自分の持ち場に戻って行っていた。






「丸山君、君にはやってもらいたいことがあるんだ」


 もう俺は断れない。


「分かりました、何をしたらいいんですか?」

「一枚、絵を完成させて欲しいの。お姉ちゃんの作ったかオリキャラで」


「誰ですかそれ、心愛先輩何をしてたんですか」

「お姉ちゃんが考えた『花宮すず』ちゃんを好きに描いてほしいの」


 はいこれ、タブレットを出してきた。このオリジナルキャラクターの三面図が描かれている。

 青と緑色オッドアイが印象的である、猫耳ついているのか。


 パーカーにズボンと結構シンプルに描かれている。

 目も大きいし普通にかわいい。


「これをF4号で書いて欲しいの、服も髪も好きにアレンジしていいからね」

「分かりました、水愛先輩」



「良かった、良かった。ところで私の…胸は柔らかかった?」

「ええ、もうすごいふわふわでしたよ」

「反省はないようね、丸山君は危険だね、注意しなくちゃ」


 おそらく返答を間違えた。根にもっているというより普通に呆れられてしまったようだ。でも許してもらえたような雰囲気で良かった。


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モチベ上がりますのでよろしくお願いします。

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