第0章 女の子紹介 Vtuberの新衣装予想を本人に見てもらいたい 星!高評価!♡すぐにいますぐつけて!

えっちなハプニングと描くファンアート

えっちな自撮り

 幼馴染である紫乃しの(しの)は俺にイラストを見せてきた。


「私のイラストをもっと見たいでしょ、見なさい」

 俺の嫁である『鏑木かぶらき(かぶらき)ミルク』がお腹を出してパジャマで寝そべっている姿を描いていたが表情に服装に可愛さに、最高である。


「さっきの絵かわいかったでしょ。私がおんなじ恰好をして写真に撮って書いたのよ。つまり、あの絵がかわいいなら、私もかわいいわ」


「それは『ミルク』がかわいいからだ。紫乃(しの)は2番目だろ」

 全く何を言っているのか、この世に『ミルク』に勝てる存在などいないというのに。最初に配信を見るように勧めたときは全然興味がなさそうにしていたのに。


「次の写真見なさい。」


 今度渡された写真には同じポーズで下着姿の紫乃が映っていた。少し恥ずかしそうに顔を赤らめさせている。黒いスポーツブラジャーに白いパンツが見えていてエッチである。

『ミルク』よりももしかしたらかわいいかもしれない。


「これ俺に見せちゃいけないやつだろ。なんも俺は見てないぞ」


「何照れてんのあんた。これは見せてもいいブラとパンツよ。そんなに私の体は安くないわ。私の体形いい感じでしょ。ちゃんと運動してるのよ。あなたにはいつでも見せてあげるわ」


 まあ紫乃が見せてきたのは、別にいつでも見せられる恰好なのだろう。もう一度見ようと思ったら紫乃にスマホをひったくられてしまった。


 結局高校につくまで紫乃は俺の前を歩き一度も顔を見せてくれることはなく、耳は少し赤くなっていた。めちゃくちゃ恥ずかしかったようだ。


実は俺は恋愛特攻運気上昇中チートを持っていた。早く彼女が欲しい。

昨日寝てたら突然神様に「お主対女の子チートを授けよう」と言われた。いろいろ言われたのでよく覚えきれなかったが役に立った。

 ♡♡♡♡♡



『鏑木(かぶらき)ミルクのお悩み相談教室』



「僕の迷える子猫ちゃん(視聴者)達、今夜もミルクのお悩み相談がはじまるぜっ、投稿をいつでも待ってるからな。」

「早速、今夜もたくさんのお便りがきてるからな、どんどん消化していくぜっ!」


 鏑木ミルクのお悩み相談は視聴者のお悩みを面白可笑しく鏑木ミルクが解決している人気コーナーである。

 今夜もミルクに助けを求める視聴者がたくさん待っていた。


『ミルクさんこんばんは、私には好きな人がいます。どうしても相談したいことがあってここに投稿しました。…』


「これは恋愛相談かっ、僕は恋に悩む子猫ちゃんが大好きなんだ。恋愛マスターであるこの僕に任せなさい。最高の結果をもたらして見せようか。」


『私と彼は幼馴染で中学に上がるころまではよく遊びに行くほど仲が良かったんです。

 でもだんだんと話さなくなってしまって、今では朝少し話すくらいで学校でもほとんど話しません。

 しかも最近好きな人が私以外にできてしまったようで私に話しかけもしてくれなくなりました……』


「これは子猫ちゃんにとってもショックかもしれないね、きっと君にはもっと似合う彼ができるはずだから、新しい出会いを見つけよう。

 ねっ。それが賢明さっ。…続きがあるみたいだ。」


『その女をそれとなしに聞いてみたのですが、どうやらそれはVtuberと言う人でした。

 さらによく聞いてみると、特に「鏑木ミルク」という人にどうやら本気で恋をしているそうです。』

『それがあなたです。私の彼を返してください。あなたなんかに渡しません。絶対に許しません。

 でも配信を見始めてからミルクちゃんに少しはまってしまった私もいます。一体どうしたらよいでしょうか』


「今回のお便りはずいぶんヘビーなお便りになってしまったようだ、なんだなんだこれ。子猫ちゃんの好きな人が私だってこと?

 それはなかなか僕にとってはとっても嬉しいが子猫ちゃんにとってはのっぴきならない自体じゃないか。」


「私は子猫ちゃんの恋敵になってしまったのか。困ったな、しかも子猫ちゃん私のファンでもあるのか。ほかの子猫ちゃん達はどう思うかい」


『草生える、www』

『これで彼氏ができましたね、人の男を奪うなんてなかなか大胆』

『朗報、鏑木ミルクさん彼氏ができる』

『宣戦布告されたミルクさん、どうするのか』

『俺にはこんな高校生活はなかった…』


 コメント欄は甘酸っぱい青春の香りに花を咲かす視聴者が大量のコメントをしていた。中にはこの投稿主が指しているのは自分ではないかと勘違いするものまで出てきていた。

 大半の視聴者たちにはこの話題は眩しすぎたようである。


「どうやらほかの子猫ちゃんには解決策はもっていないようだ。

 全く、僕も持てすぎて困っちゃうな~。今回は本当に困った、困った。僕にガチ恋している子猫ちゃんはもう僕の物だからな。君には渡さないよ。君のライバルだ。」


「今配信を見ているのかどうかわからないけど、


君も僕のことを好きになり始めているんだろ。



 僕は男も女もみんなまとめて愛してあげるからさ。僕のとりこになりな。きらっ!」



「このお悩みは解決したな次の迷える子猫ちゃんを救わなくては」

 

配信は次の悩みを解決しようとしていた。

 配信は夜遅くまで続いていく『鏑木ミルクのお悩み相談』は夜が更けるまで続いていった。


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モチベ上がりますのでよろしくお願いします。

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