指示者へようこそー!

ひろ

第1話<入学>

「いよいよだねー!小夜!」

「そうだね」

「なんか緊張してきた、、。」

「2人なら大丈夫だよ」

「うわ!びっくりした、真白さん」

「お兄ちゃん、、」

「桜ちゃんは今日も元気いっぱいだねー!小夜もうちょっと明るくてもいいんじゃない?」

「そうだね」

「変わってないよ」

「あはは、もうこんな時間!真白さんバイバイー」

「バイバイー。はぁ」

「ため息なんかついてどうしたんですか?真白先生、、」

「実、、。タバコ臭いぞ」

「元気そうで何よりですねー」

 ーー体育館ーー

「下の名前だけお願いします」

「小夜です」

「桜ですー!」

「左から2列目にお座りください」

「はい」

「わかりましたー!」

「なんか人数少ない?」

「キャンドルより太陽の方に行った人の方が多いかもね」

「なるほど」

 確かに少ない、兄の時は1学年10人くらいはいたはず、試験が厳しくなったからなのか

 気にしないでおこう

「皆さん、、入学おめでとうございます、、。えっと校長の光です。あ、えっとキャンドルは新入生を迎え全校で13人となります、、。少なくないですか?」

「マイク、ついてますよ」

「あ、、。えっと終わります!」

 あちらこちらで声が聞こえた

「5年前に比べられてもね、、」

「仕方ないよ」

「ねむ、、」

 5年前は兄の真白がいた年だ。あの年は優秀な人材が多かったらしい

「皆さん、地図を配るので教室に向かってください」

『はい』

 ーー1年教室ーー

「先生誰だろうねー!」

「うん」

 ガラガラー

「皆さん、入学おめでとうございます。担任の実です、この学校ではみんなが仲間ですので下の名前だけを教え、呼び合います。では前から順に名前をお願いします」

 クラスメイトたちは次々に名前を言っていった

「晴斗です!男です」

「香織です、女です」

「小鳥です。女です」

「水ですー。男です」

「桜ですー!女ですー!」

 次は私の番

「小夜です。女です」

「えっと、1年は6人、去年より多いですね。では実戦訓練室に向かってください」

『はい』

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